2010年12月28日火曜日

インディな人々

なんだか今年は、ここ数年〜十数年のバカ騒ぎっぷりが少し静まっているような気がするクリスマス&年末年始シーズンですが、いかがお過ごしでしょうか?

えーっと、すみません。またオケゴの話です。
いえね、ダミアンが、なんとあのウォール・ストリートジャーナル(!)に「音楽産業の今とこれから」的な記事を書いたんですよ。
これがまた随所に数値データがちりばめられたじつに立派な小論文で、英語学習の教材になりそうな小難しさです(アタクシには)。
いやいやいや、お見それしました。賢かったんですね、ダミさん。

まだ全文きちんとは読解していないのですが、要するにレコード(CD)の売り上げは下る一途で、かつネット上に流れる動画や音楽の広がり方はもはや制御不能であると。大手レコード会社のこれまでのやり方はもう無理なんじゃね?的な話のようです。
で、OK Go自身も、かつてはEMIと契約して、その元で音楽活動をしていた。でも、レコードなどの売り上げ額に対してバンドの取り分が低率なこと、そしてPVなどの製作にも規制があることが不満だった彼らは、EMIと別れて自分たちでレーベルを立ち上げた。そして自分たちの作りたいものを作り始めたわけです。金銭的に自力では無理な企画は、スポンサーシップとして企業から資金を調達するそうですが、動画の最後にロゴを掲載するのみで、企業は何も口出しはしないとか。
ちなみに最初の大ブレイクとなったA Million WaysのPVは、その制作費しめて30$以下ということです(内訳はビデオテープ代とコーヒー代)。

オケゴが今年に入ってEMIから離れ独自レーベルを設立したことは、サイトを見ればわかるし、その理由も想像はついていましたが、こうして読んでみるとあらためてナットク。
そりゃあ、アテクシが好きになるはずだわ! miropressと同じ気持ちじゃん!って。
いや、もちろんOK Goは採算が取れているし、立派な成功例で、ぜんぜん規模もレベルも違うんですが。

世の中、とくに日本はとことん行き詰まっているんですが、世の中の流れとは関係なく、作りたいものを作ればいんじゃね?と。そんな勇気をオケゴにもらって、miropress立ち上げの初心を思い出しました。


【備忘録】
12月24日(金)
両親が吉祥寺に所用で出かけるため、フィット出動。ダリも同乗して、両親をおろした後、井の頭公園で久しぶりの犬孝行させていただきましたよ。
降りてすぐ駐車場の脇に犬OKのカフェを発見。入ってみました。
『Cafe du lievre うさぎ館』といういかにも吉祥寺らしい、おフランスの田舎風なお店でございます。
ステキングな店内。後で知ったんですが、地階はギャラリーだそうです。

殿下も慣れたもので、あたくしがカフェ・オレをいただく間、無言で待機。
視線は「オイラの分は?」と詰問調ですが。

とびきりのお天気だったこの日。まぶしいほどの日射しです。

ロングリードでうろうろ。
予測不能な弾丸だった殿下も、ほどほどにそぞろ歩きができるようになりました。

緑地で笛を練習している人を発見!
殿下、磁石のごとく引きつけられております。
万一リードが緩めば、この笛吹き氏に飛びつくこと必至です。

その他、ジブリ美術館の裏手にあたるあずまやでは、カナダとアメリカ出身という若いレディおふたりにかわいがっていただいたりと、殿下なりに異文化コミュニケーションも。マンネリ化した日常からのひとときの脱却をお楽しみいただいたようです。

12月25日(土)
クリスマスとかまるでスルーして、Tさん事務所にてとある自主企画の打ち合わせ。この日は寒かったっす。

12月26日(日)
フィットがリコールだそうで。うちのフィットちゃんは絶好調なのに、たった数台不調があっただけでも同時期に作られた全車を部品取り替えするんですね(フロントライトのスイッチ部の問題だとか)。
またもやダリ殿下連れでいつもお世話になっているホンダのお店へ出向き、作業完了まで小1時間、近辺をブラブラ。普段行かないエリアに足を延ばし、井の頭線富士見ヶ丘駅近辺の住宅街を初踏査して参りました。

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