2012年2月6日月曜日

激動

前回の書き込みから5カ月。たった5カ月なんですね。
結論から申しますと、母は8月はじめに胃がん末期と診断され、闘病の末、11月はじめに旅立ちました。
そして…それからわずか2カ月足らず。
後を追うように父が急死。
お正月のひどく冷え込んだ夜、浴槽の中に沈んでいるのを私が見つけ、救急車で搬送したものの、帰ってきてはくれませんでした。
両親それぞれに対して、もっとああしてあげればよかった、こうすべきだった、かわいそうなことをしてしまった…と、後悔することは山のようにありますが、友人知人、親類に諭され、支えられて、なんとかダリとふたりで暮らしています。

二人の死は、いみじくもTさんが言ったように、私の人生で最大の悲しい出来事でした。
いや、「最大の悲しい出来事」というのは、じつは母の死についての言葉だったのです。母との別れは3カ月という時間をかけて、なんとか受け止める準備をしてきたようなものですが、続いて父を死なせてしまった時には、やはりこんなにも悲しいものかと圧倒されるほどの衝撃で。
それぞれに別な形で、慟哭という言葉の意味を思い知らされた感じです。
そして、悲しみに打ちのめされそうな時にこそ、人のやさしさ、ありがたさが身にしみるものだなぁと身をもって教えられました。

…と、悲しみに沈んで、寂しく泣き暮らしているばかりでは、支えてくれた皆様にますます心配をかけてしまうわけですが、そこはわが殿下、そうはさせませんです。最初はダリもどことなくしょんぼりとして寂しそうだったものの、朝晩のゴハンにきゅうりの用意、毎日の散歩にトイレの始末…と、私の存在理由をのべつまくなしに与えてくださる。また、殿下にゴハンを差し上げるには、その前に人間がひとくちでも先に食べるべきというしつけの鉄則を守るためにも、わたくしめも食事をきちんととらねばなりません(ただし、夜は同衾することにしたのは某方面の先生方にはナイショです)。

にしても!残務整理が進まない!!
確かに私が最も苦手とすることのひとつではあるのですが、そんな私だって完全なBAKAではないはずなので、順を追ってやればできるはず…と信じて、机に向かうのですが、なにしろ二人同時ではないものの微妙にずれてのことだったので、いろいろとややこしく…。

しばらくは四苦八苦しつつ、仕事に復帰する準備を始めようと思います。