2010年8月14日土曜日

また観た

気温は少し下がったものの、やっぱ蒸しますね。
洗濯物を干し終わったとたんに雨が降り出したというかわいそうな午後を過ごした、本日の私です。
でも明後日からちょっと涼しいところに行ってきますよ。
殿下を連れて行けないのが心苦しいのですが。

さて、また映画の話。
『ロード・オブ・ザ・リング』の2・3部含めて一挙に4本借りてた分の続きです。

3本目は『ドリームガールズ』。
ミュージカルってあまり得意じゃないんですが、これはよかった!
シュープリームズ(ダイアナ・ロス)とモータウンレコードの社長他がモデルのお話なんですね。
若い人にはわからんかもだけど、70年代、とくに音楽好きでもなく、ましてやR&Bという言葉も知らなかったティーンの私ですら、シュープリームズは押しも押されぬメジャーなグループで、中のダイアナ・ロスはいうまでもなく大スターというのは一般常識として知っておりました。はい。ハイティーンになる頃には「モータウンサウンド」という言葉もよく聞きましたしね。
なもんでバックグラウンドになじみがある。中年にはそれだけで入り込みやすい映画です。

まず映像がうれしくなるほどステキング。
70年代そのままのようでいて、今時のセンスで絶妙にブラッシュアップされているんですね。
とくに3人娘のステージ衣装が、めっちゃゴージャスでかわいくて、まるでバービー人形!
3人の中のダイアナ・ロスにあたるディーナを演じたビヨンセって、ワタクシ名前を聞いたことがある程度だったんですが、んまーきれいなこと!
この監督さん、オープンリーゲイだという話をどこかで読んだんですが、こういうきらびやかで派手派手な世界を、下品にせずにゴージャスかつファンタジックに表現できるのは、やっぱりゲイの監督ならではセンスなんではないかと。
あ、こういうことを言うと、ゲイだから○○とか、そういう決めつけになるかしらん?
そんなつもりはナッシングなんですが、でも、「あぁ、こりゃあゲイテイストだよね」と納得しちゃう部分があるのは否めません。
とくに「One Night Only」(良い曲です!)のビヨンセバージョンのステージとか。

そして歌!
物語の主軸のひとつが、シュープリームズ(映画ではドリームズというグループ名)の3人娘のリードヴォーカルだったのに、その歌い方が万人向け(とくに白人向け)しないだろうとはじかれちゃったエフィという女性のお話。
で、このエフィを演じたジェニファー・ハドソンがすばらしい!
って、今さら私が絶賛するまでもなく、アカデミー助演女優賞他、賞を総なめしたらしいです。
もちろんビヨンセもダイアナ演じるだけのことはあります。ルックスは相当上回ってるけど。
でもって、エディ・マーフィーーー!? こーんなに歌える人だったんスね!
いろんな人を混ぜた架空の役(ジェームズ・ブラウン成分も入ってる)らしいですが、ともかくアクの強い演技&歌い方がハマってます。
ダニー・グローヴァーはさすがに歌わなかったけど、相変わらずいい味出してました。にしても、いかりや長さんに似てるよね。

マイケル含めジャクソン5役がチラ出したり、ビヨンセのダイアナ激似写真があったり、あとオプラ・ウィンフリーっぽい(本人?)リポーターなんかもいたりと、ニヤリなシーンもいろいろです。

ひとつ残念だったのは、ミュージカル見慣れていないせいか、「ここ、普通にセリフで言った方がいいんじゃね?」と思うようなシーンがあったことでしょうか。
とくにエフィがハブられるシーン。歌が長過ぎてちょっと飽きました。

ともあれ、おぬぬめの1本。

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